私は大学の和楽器サークルで尺八を始めました。
ここで何度も書いている専修大学三曲研究会というサークルです。
私が大学に入学したのが1997年なので、今年でまる20年となりました。
つまり、尺八を始めて20年ということです。
人生の半分以上尺八を吹いていることになります。
大学を卒業して演奏の仕事をしていると、もうとんでもない確率で聞かれる質問があります。
「なんで尺八を始めたんですか?」と「いつからやっているんですか?」という質問。
もう数え切れないくらい聞かれました。
そしていつもこう答えます。
「始めたのは大学からで、だまされたのがきっかけです。」
そう答えると皆さん不審そうな顔をします笑
何がだまされたっていうと、私は最初から尺八がやりたくてサークルに入ったわけではなく、
勧誘を受けて入りました。
その勧誘の時に「音楽サークル」としか聞いていなかったのです!
どんな音楽か言わず、とりあえず連れていかれました。
最初はバンドとかのサークルとかかな?
と思っていたらまさかの和楽器。
驚いて最初に思ったのは「だまされた!」ということでした。
でもとりあえず楽器やってみなよと言われ、琴・三味線・尺八の一通りをやってみたのが、
今思えば尺八に初めて触った瞬間でした。
ただ、最初は入るかどうかは全く決めてませんでしたが。
で、夜は新入生の歓迎会があるということで行ってみたら、これが楽しくて結局入会することに決めました笑
と、いうわけであまりにもしょうもないきっかけだったので、実はあまり言いたくない尺八を始めたきっかけでした。
まあ、嘘をつくわけにもいかないので正直に話していますが。
ただ、思うのはきっかけなんて何でもいいと思うのです。
その後、尺八の魅力にハマり、20年も吹き続けることになったのですから、何が人生を変えるかなんて誰にも分からないってことですね。
和楽器に触れたことのない人にも是非体験してみてもらいたいと思います。