2017.9.9 Orchestra de “R” CONCERT Vol.3 セシオン杉並

今年1月に続き、「Orchestra de “R”」の3回目のコンサートです!
今回、また新企画が行われます。
先日、リハをやってきましたが、絶対面白い!
詳細は当日のお楽しみです。


2017年9月9日(土)
15:30開演(15:00開場)
セシオン杉並
東京メトロ丸ノ内線「東高円寺駅」徒歩5分、「新高円寺駅」徒歩7分

全席自由
一般 ¥3,500
中高生 ¥2,500
小学生以下 ¥1,500
※未就学児はお問い合わせ下さい。

チケット販売はこちらです。

今月はあちこち行ってきました

7月も終わりが近付いてきました。
今月は珍しくあちこち行ってきました。
まずは群馬の東吾妻。
これは自分の故郷です。
以前書いたように、故郷をテーマにしたCDを制作したので、そちらの披露コンサートです。


実はここ、私の成人式をやった場所でもあります。
当日はほぼ満席。大盛況でした!

そして長野。


早朝行って、午前・午後と2公演でした。
何度かお呼び頂いているエバリーのコンサートでのゲスト出演でした。
こちらは主に親子を対象としたコンサートなので、邦楽とはまた違う客層で楽しかったです。
ちなみに、来月にまた長野行きます。場所は違うけど。

そして、次の日は水戸へ。


こちらもエバリーのコンサートでした。
よく考えたら、水戸って初めてでした。
こちらも満員御礼で楽しかった!

と、いうことで、あちこち行ってきた7月ももうすぐ終わり。8月に突入します。
大変でしたが、非常に充実していました。
これから秋、冬に向けて忙しくなっていきますが、がんばっていくよ!

2017.7.16&17 エバリーコンサートにゲスト出演

7/16,17は以前お呼び頂いた、エバリーのコンサートにまた出演します。
16日は長野、17日は水戸と、ちょっと東京を離れてきます。
最近猛烈に暑いので体力が心配だけど、がんばるよ!

2017/07/16(日)

タイトル :「アートメントNAGANO2017 Everlyライブ!!」
会場 :長野市芸術館アクトスペース
住所 :長野県長野市鶴賀緑町1613番地
1st Stage:10:30開場 / 11:00開演
2nd Stage:13:30開場 / 14:00開演
■出演:松尾賛之、松尾悟郎、小向忍、仲宗根朝将
■ゲスト:山野明彦(尺八)

2017/07/17(月)
開場時間 :14:45
開演時間 :15:00
タイトル :エバリーコンサート2017 in 水戸
会場 :茨城県民文化センター 小ホール
住所 :茨城県水戸市千波町東久保697番地

■会場:茨城県民文化センター 小ホール
■時間:14:45開場 / 15:00開演
■出演:松尾賛之、松尾悟郎、小向忍、仲宗根朝将
■ゲスト:山野明彦(尺八)

http://everly.jp/

2017.7.9 群馬県東吾妻町 ご当地ソング♪完成披露コンサート


私の故郷である群馬県の東吾妻町。
そこのご当地ソングを作成しました!

歌っているのは、佐渡出身でシンガーソングライターのYAMATOさん。
私はもちろん尺八で参加しています。
さらに、レコーディング、ミックスなどエンジニアとしても製作に携わりました。
こちらのCDが完成しましたので、地元吾妻で完成披露コンサートを行います。
他に、CD製作にピアノなどで参加した、吾妻在住の畑山さんも出演します。

2017年7月9日(日)
開場14:30 開演15:00
前売り:1800円
当日: 2000円
(中学生以下無料)
※チケット購入の方に「オリジナルCD」をプレゼント!

群馬県東吾妻町
東吾妻町コンベンションホール
群馬県吾妻郡東吾妻町大字原町1046
TEL:0279-68-2261

尺八教室とネットの力

最近、ありがたいことに尺八教室のお問い合わせが増えてきました。
その理由はおそらくネットのおかげかと思います。
実は、私のサイトは「尺八教室」で検索すると、1ページ目に出てきます。
ただ、位置情報や検索履歴などでも変わりますが。

ウェブサイトを作ることを始めて、一つの目標だったので、達成できて嬉しいです。

ただ、検索だけ上位に表示されても意味がないので、内容もしっかりしていきます。
最近、月の半分くらいは教えることに費やしているので、いろいろとノウハウもたまってきました。
特に、専大三曲では尺八だけで約20人ほどもいるので、実験的なこともできたり、非常に勉強になります。

自分は教えるのに向いているかは未だに分かりませんが、自分のアドバイスで少しで上達してもらえるのは本当に楽しいです。

と、いうことで、当尺八教室では絶賛生徒募集中です。
山野明彦尺八教室

2017.7.1 専修大学三曲研究会 黒門祭演奏会

気が付けば、すっかりブログをさぼっていました。
先日、専大三曲の学生に指摘されたので、反省を込めて宣伝しておきます笑

と、いうことで私は出演しませんが、私が尺八を指導しています、大学生達の演奏会です。
私も学生だった頃毎年出演していた恒例の演奏会です。

学生なので、当然ながら技術はまだまだですが、一生懸命練習していますので、お時間ありましたら是非。
4月に入会した1年生も初舞台ということになります。

7月1日(土)
開場12:30 開演13:00
専修大学生田キャンパス9号館 5階アトリウム
【黒門祭演奏会曲目】
・荒城の月
・氷の雫音
・扇
・旅人考
・落梅
・琴姫のうた
・パープルティアーズ
・松の緑
・夏の祭
・黒髪
・PURE BOY~さよならの夏~
・篝火
・都の春

尺八始めて20年

私は大学の和楽器サークルで尺八を始めました。
ここで何度も書いている専修大学三曲研究会というサークルです。

私が大学に入学したのが1997年なので、今年でまる20年となりました。
つまり、尺八を始めて20年ということです。
人生の半分以上尺八を吹いていることになります。

大学を卒業して演奏の仕事をしていると、もうとんでもない確率で聞かれる質問があります。
「なんで尺八を始めたんですか?」と「いつからやっているんですか?」という質問。
もう数え切れないくらい聞かれました。
そしていつもこう答えます。

「始めたのは大学からで、だまされたのがきっかけです。」

そう答えると皆さん不審そうな顔をします笑

何がだまされたっていうと、私は最初から尺八がやりたくてサークルに入ったわけではなく、
勧誘を受けて入りました。
その勧誘の時に「音楽サークル」としか聞いていなかったのです!
どんな音楽か言わず、とりあえず連れていかれました。
最初はバンドとかのサークルとかかな?
と思っていたらまさかの和楽器。
驚いて最初に思ったのは「だまされた!」ということでした。

でもとりあえず楽器やってみなよと言われ、琴・三味線・尺八の一通りをやってみたのが、
今思えば尺八に初めて触った瞬間でした。
ただ、最初は入るかどうかは全く決めてませんでしたが。

で、夜は新入生の歓迎会があるということで行ってみたら、これが楽しくて結局入会することに決めました笑

と、いうわけであまりにもしょうもないきっかけだったので、実はあまり言いたくない尺八を始めたきっかけでした。
まあ、嘘をつくわけにもいかないので正直に話していますが。

ただ、思うのはきっかけなんて何でもいいと思うのです。
その後、尺八の魅力にハマり、20年も吹き続けることになったのですから、何が人生を変えるかなんて誰にも分からないってことですね。

和楽器に触れたことのない人にも是非体験してみてもらいたいと思います。

合宿行ってきました

私が尺八を指導している専大三曲の毎年恒例、春合宿に行ってきました。
場所は富士山近くの山中湖。
毎年お世話になっている宿泊施設で今年もお世話になりました。

9:00~22:00の間みっちり練習というハードスケジュールで、合宿行くといつも疲れ果てて帰ってきます笑
しかし、学生は5泊6日のスケジュールで練習するんだから、若いってやっぱりすごいですね。

ところで、春合宿といえば毎年思うことは、まあ、とにかく寒い!

氷点下7℃ってマジかよと思いながら尺八吹いてました。
朝食が終わって、ふと外を見たら、自分の車が凍りついていました…。

東京は少しずつ春らしくなってきたというのに、まだ真冬と変わらん。
宿に行く時、山を一つ越えるのですが、しっかり雪が…。
部屋にある石油ヒーターが生命線でした。

東京に帰ってきて、暖かいということがいかに素晴らしいか実感しました。

多分来年も同じ場所だと思うけどね!

尺八譜作りが最近楽しい

五線譜から尺八譜が作成できる「shakuscore」を導入してから、尺八譜作りが非常に楽になり、楽しくてしょうがない。
もちろん、自分は五線譜で演奏できるので、尺八譜はなくても問題ないのですが、そうではなく生徒さんに使ってもらったり、学生達に使わせたりする用途のために作っています。

私は大学生で尺八を始めたわけですが、やる曲は、最初はいわゆる「古典曲」をやります。
だいたい江戸時代頃の曲がほとんどなので、尺八はおろか、そういう曲自体聞く事が初めてだったので、全く理解できませんでした。
ただただ先輩の言われるままに江戸時代の曲を吹く日々。
楽しいという気持ちはなく、やれと言われたからやらなきゃいけないんだ、と思いながらやっていました。
今では、ようやく良さも分かってきて、苦痛ではなくなりましたが、やっている、というより、やらされている、という気持ちでいました。

でも、1年生の定期演奏会も終わり、やらなきゃいけない曲はあるものの、ある程度自分で吹けるようになると、やはり好きな曲を吹きたくなるもの。
で、吹いてみようと思っても、今度は楽譜がないんです。
当時は今みたいにインターネットも普及していなかったし、尺八の楽譜自体、なかなか手に入れられない有様。
それじゃあということで、何をしたかと言えば、ピアノの楽譜集を買ってきました。
別に大したことじゃないと思うかもしれませんが、当時の私は尺八用の楽譜歯科読めなかったんです笑
ピアノの楽譜はもちろん五線譜。
読めもしないくせに楽譜を買うという無謀なことをしてました。
でも、ジブリの曲とか当時のヒットソングを集めたその楽譜は、初めて楽しかったんです!
他の曲もそこそこに、その楽譜の曲ばっかり練習していたら、いつの間にか五線譜が読めるようになってました。

こんな思い出があるので、学生達には自分の好きな曲を好きなだけ吹いてもらいたいという思いがあります。
なので、いろいろな曲の楽譜を作っては、学生達に吹かせています。

自分が味わったあの楽しさ、是非他の人にも味わってもらいたい。
このスタンスは崩さないようにやっていこうと思います。

JASRACの「音楽教室から著作権料徴収」というニュースを見て

今回はちょっと長くなりますよ!
こんな気になる記事が出ました。

音楽教室で使用する曲から著作権使用料を徴収!?

ヤマハや河合楽器製作所などが手がける音楽教室での演奏について、日本音楽著作権協会(JASRAC)は、著作権料を徴収する方針を固めた。
徴収額は年間10億~20億円と推計。
教室側は反発しており、文化庁長官による裁定やJASRACによる訴訟にもつれ込む可能性もある。
著作権法は、公衆に聞かせることを目的に楽曲を演奏したり歌ったりする「演奏権」を、作曲家や作詞家が専有すると定める。
この規定を根拠に、JASRACは、コンサートや演奏会のほか、カラオケでの歌唱に対しても著作権料を徴収してきた。
音楽教室では、1人または数人の生徒と教師が練習や指導のために楽曲を演奏する。
JASRACは、生徒も不特定の「公衆」にあたるとして、この演奏にも演奏権が及ぶと判断。作曲家の死後50年が過ぎて著作権が切れたクラシック曲も使われる一方、歌謡曲や映画音楽などJASRACが管理する楽曲を使っている講座も多いとみて、著作権料を年間受講料収入の2・5%とする案を検討している。
7月に文化庁に使用料規定を提出し、来年1月から徴収を始めたい考えだ。
http://www.asahi.com/articles/ASK213QYXK21UCVL00P.html

著作権管理団体である、「JASRAC」が音楽教室で演奏される曲について著作権使用料を徴収する方針を固めたそうだ。
レッスン活動を行っている自分としても、見逃せない。
これが決まれば、ポップスなど最近の曲はレッスンしにくくなってしまいます。
尺八だからといって、昔の曲ばかり教えているばかりじゃないのです。

生徒は「公衆」なのか?

さて、これがJASRAC批判につながっているのは、この根拠が「演奏権」なため。
「演奏権」というのは、

著作権法では、公衆に聞かせることを目的に、楽曲を演奏したり歌ったりするという「演奏権」について、作曲家や作詞家が専有すると定めている。この演奏権を根拠にこれまでJASRACでは、コンサートでの演奏やカラオケでの歌唱などでも著作権使用料を徴収している。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/02/03/story_n_14587522.html

コンサートなどで最近の曲を演奏する場合、申請書を作り、使用料を支払っています。

さて、今回問題になっているのは音楽教室の生徒が「公衆」にあたるのか?ということで、いくらなんでもJASRACは強引じゃないかい?という意見が多いみたいです。
確かに、レッスンというのは閉鎖された空間で行うのが通常。
グループレッスンなどもありますが、ほとんどは1対1の個人レッスンが多いのではないでしょうか?
これをコンサートなどと一緒の解釈っていうのは、強引すぎ!と言われても仕方ないような…。

さらに徴収方法も「受講料収入の2.5%」と一律で徴収すえう方針のよう。
がんばってクラシックなど、著作権切れの曲を使っても関係なくなってしまう。
実際問題、何の曲がレッスンに使用されているのか調査するのは難しい、ということなんでしょうが、
そんなん、楽して金よこせと言ってるのと同じだろ!
と言われてしまうのもしょうがないかもしれません。

当然、音楽レッスン業界は反発しているので、今後に注目

まあ当然の反応なのですが、ヤマハやカワイといった大手音楽教室業者は猛反発。

JASRAC(日本音楽著作権協会)が音楽教室などで楽曲を使用する際にも著作権料を徴収する方針としたことを受けて、ヤマハなど7つの企業、主要団体が2月3日、「音楽教育を守る会」を発足した。
会の代表はヤマハ音楽振興会が代表。河合楽器製作所、全日本ピアノ指導者協会などが加わっている。「関係各社、各団体へ参加を呼びかけ、合同でこの問題にあたってゆく」と発表した。

こういったことが続くと、レッスン事業の衰退に繋がります。
音楽教室から将来の音楽家が育つ可能性があるわけですから、是非とも頑張って欲しいもんです。

JASRACは全てダメなのか?

こういうニュースになると、JASRAC批判は燃え上がりますが、果たしてJASRACは必要ないのか?
ちゃんと存在するメリットはあります。
私は小規模ながら楽譜の出版をやっていますので、JASRACとは無関係ではありません。
基本的にポップスのカバー楽譜が主なので、販売する際は、かならずJASRACに申請しています。
もしJASRACがなかったら、作曲者などに直接連絡して許可をもらい、さらに曲ごとに使用料の交渉して…など考えただけでとんでもない手間がかかります。
それがJASRACのおかげで、ウェブサイトから申請して規定の使用料を支払う、とかなり簡略化されています。
著作者にしても、どこで自分の曲が使われているか全て把握するなんて無理でしょう。
それをJASRACが代わりにやってくれるので、とても楽。

結局、団体の存在意義としては非常にメリットがありますが、運営の仕方に批判が多い、というのが現状ではないでしょうか?

和楽器業界の抱える問題

ちなみに和楽器業界は、今「楽譜問題」を抱えています。
ようするに楽譜が売れなくて困っている、という状態です。
出版社もどんどんつぶれて減っています。

私が尺八を始めたのは20年ほど前の大学生時代ですが、あの頃手に入った楽譜も今では絶版なものが本当に多い。
または大幅に値上がりしたものもあります。
そもそも販売店なんて無いに等しいのです。
楽譜が欲しかったら、出版社に直接問合せて送ってもらうのが一般的。
もしくは、楽器屋さんを通して購入する人も多いでしょうか?

そもそもやっている人が少ないから売れないのも当たり前、っていう話。
あとは、コピー機の普及も確実に影響しています。
大人数でも一冊買ってあとはコピーで済ます、なんてことも珍しくないでしょう。
これらの影響で、売れない、売れないから出版社も減っていくという悪循環。
私も、楽譜出版にあたり、和楽器業界最大手であろう某社の社長さんとお話する機会がありましたが、「今は楽譜売れないから…」と仰っていました。

しかし、出版社がなくなっていくと、結局困るのは演奏者たちなんです。
やりたい曲があっても、どうしても楽譜が見つからない経験は、和楽器奏者なら誰でも経験しているのではないでしょうか?

と、いうわけで楽譜はきちんと買いましょう!